女性器ブームの始まりは「縄文」時代からだった!?

世界は昔から「i」に溢れている!理想の形をアソコに求める行為は、現代にかぎったことではなかったという歴史的事実にびっくり! PR

    現代日本は「女性器大ブーム」の中にあるそうです。「そんなの今日はじめて聞いたよ!」という方も多いかとは思いますが、歴史エッセイストとしてコメントするなら、「基本的に日本はずーっと女性器ブームなんですよ」ということなんですね。

    【次話(第二話)】もはや女性にとって第二の顔!?理想の「i」ラインを求めて

土器に見られるアソコの形

アレも性器をかたどったもの?(土偶・土器)

最近、女性の間で静かなヒットとなった春画だけではありません。

たとえば、古代日本は縄文時代。「国宝」に指定されている土器の類にも、そのものズバリのカタチで性器のみなさんがコンニチハしております。

それも土偶や埴輪のアソコだけではありません。

「注口土器」と表記するとマニアックですが、注ぎ口のついた土器のその部分が、女性器もしくは、男性のペニスだったりする例は全国各地から出土してるんですね。

しかも注ぎ口がペニスなら、その真上にパソコンの電源ボタンに書かれたマーク、「i」みたいなカタチで女性器もおうおうにして作り込まれているのです。

ところが実際の話、女性のアソコの形状は「i」マークどころでは済みません。

現実では小陰唇とよばれる部分が存在するし、この小陰唇は形状の個人差が実に大きいようです。

アシンメトリーだったりもしますし、文字面どおり「小さな陰唇」……つまり女性器全体を「i」の印象を薄めない程度の小さめな小陰唇の持ち主もいれば、大きめな小陰唇の持ち主もいるわけなのです。

理想の形はいつの時代も同じ

脳内補完されるアソコマークの「i」

実際は「(i)」とかにするべきなんですが、なぜか、そうはならない。

男性器を表現したデザインが時代や場所によって大きく異なってくるのに対し、女性器のデザインは基本的に常に同じみたいですよ。

全世界的・全時代的に「i」マークがアートで採用されているということは、全人類の理想のアソコ像は脳内「i」補正されたものである、ということなんでしょうねぇ。

春画

たとえば……江戸時代の日本の春画では、アソコのサイズ自体は男女ともに顔と同じくらいの大きさにまでアップされて描かれます。しかし、そんな状態でも通常、小陰唇は控え目。強調されて描かれるようなことはありません。

一方、欧米圏ではアソコを絵画にハッキリ描くことは長年のタブーではありました。が、19世紀後半のフランスでは、革命派の画家ギュスターヴ・クールベによって股を開いた女性のアソコだけがドーンと描かれているという、その名も『世界の起源』という意欲作が完成されています。

真っ黒にちぢれた、濃い~陰毛のインパクトがリアルすぎて凄い一方、女性器はほぼピンク、小陰唇も小さめ、左右対象、シンメトリックに描かれているんですね!

黒いジャングルに妖精が降臨したような清楚さじゃないですか。これには筆者は別の意味でショックを受けました。もっとグロい……というと失礼ですが、大きめサイズの小陰唇がワイルドに描かれているものと思いこんでいたからです。

ちゃんと理想化(?)されていたんですねぇ。

理想の「i」を求めて

現代日本ではいまだに女性器は薄暗がりでチラっと見るものとか、モザイクの向こうにあるべきもの、という観点もありますが、何かのきっかけで、理想の小陰唇の像に気付いてしまう女性が増えているのだそうです。

欧米からやってきた発想か、と思われる方もいるでしょうね。

たしかに欧米圏ではとくに近代以降、日本でいう春画に相当するタイプの版画などに、アソコの毛を職人にカミソリで処理させている貴婦人の姿がしばしば描かれています。

とはいえ、日本でも江戸時代では、風呂屋で陰毛のカット処理を毛切り石と呼ばれた専門の道具で行うことは男女ともに「常識」でした。この手のデリケートゾーンのケアが、現代日本ですんなり受け入れられるのは歴史的な下地があるからかもしれません。

また、自己処理にありがちな肌のトラブルを嫌って、デリケートゾーン全体のレーザー脱毛にチャレンジする女性が、アソコの形にもこだわるというのはむしろ自然な流れのようです。

男性ウケを狙おうとしているより、たとえばスポーツクラブに通うような「意識の高い女性」にありがちな現象かもしれません。

明るいロッカーやシャワールームで毛の処理がなされたアソコは、お互いに何かの拍子に見えてしまいがち。こうやって自分と他人のアソコのデザイン比較がはじまるのはかんたんに想像できるのです。

気になりだすと止まらない。理想のアソコに終着点はあるのか?

このようにして女性器の美容整形にもチャレンジ、(彼氏には気付いてもらえなかったものの)美しくなった自分のアソコをテーマに活動を展開、社会問題になってしまった某女性芸術家の方もそうですけれど、気になりだすと止まらない、女性にとって宿命的なテーマなのかもしれません。

自分の中心が、それこそ女性自身が理想の「i」じゃないことが、どこかひっかかりになってしまうのも仕方ないことなのかな、と。そもそも、これだけ世界は「i」に溢れているのですからー。

ニーズのあるジャンルの美容整形の技術の向上は日進月歩のようで、資料を読んでいても、ずいぶんイメージとは違うのだな、とも思いました。

デリケートゾーンの脱毛とアソコの整形がセットのようにして行われる傾向についても納得です。

以前であれば技術的に、また風潮的にも女性のアソコのおなおしは難しかったかもしれませんが、2016年の現代であれば、それは可能となってきました。実際、目や鼻のメンテナンス以上に、21世紀の美容整形文化において、小陰唇のメンテナンスは注目成長ジャンルなのだとか。

渋谷クリニックVIO

近い将来、アソコ周りは女性の第二の顔のような扱いとなり、民度の高さを測りうる身体のパーツになっていくのかもしれませんね。理想の「i」に目覚めた女性たちは、それを追求せずにはいられなくなっていくのでしょうか……。


[編集部より]

というわけで?堀江先生のコラムで気になった「VIO脱毛」と「小陰唇のメンテナンス」について、渋谷美容外科クリニックの【野口なつ美】先生からコメントをいただくことができました。

野口 なつ美先生

渋谷美容外科クリニック
渋谷院 副医院長
野口なつ美先生


(VIO脱毛について)
女性ホルモンによって膣内は酸性(pH4-4.5)に保たれており、病原菌の侵入を防いでいます。
しかしながら、生理中はホルモンバランスが変化するため、膣内のpHも変化し、感染しやすくなるため注意が必要です。
雑菌については、陰毛に繁殖する恐れがあるので、陰毛をキレイに整えておくのは、感染対策にも効果的です。
詳細はこちら
(小陰唇縮小術について)
女性器の形状は左右大小で人それぞれです。
美的に左右対称を求める人がいるほか、自転車に乗るとサドルに当たって痛い・・・といった、日常行為でも支障が出てきてしまう人もいらっしゃいます。
小陰唇の縮小手術では、(最初から形状の正解がなく)患者さんの希望に沿った形に整えられるため、比較的満足度の高いものになっています。
小陰唇は血流の良い場所であり手術痕が残りにくく、手術したかどうかバレることはほぼありません。
詳細はこちら


お悩みがある方は、一人で悩まずクリニックにご相談になってもよいかもしれませんね。



『堀江宏樹のアソコ世界史観』過去記事一覧



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著者紹介 堀江宏樹さん

歴史エッセイスト・作家。1977年生まれ、大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。大学在学中からフリーランスライターとして文筆活動を開始。『仰天! 歴史のウラ雑学 後宮の世界』(竹書房)で作家デビュー。性別を超えた独特の論調で、幅広いファン層をもつ。2016年秋発売の『恐い世界史』(三笠書房)が現在ヒット中。好評近著に『乙女の真田丸』(主婦と生活社)、『三大遊郭』(幻冬舎)。最近の文庫化に『愛と夜の日史スキャンダル』『乙女の日本史 文学編』など。
プロフィール写真:(C)竹内摩耶

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