セックスでキレイになりたいのは中年おじさんだった!?古代中国の不思議なアソコ信仰

古代中国には男性側がセックスでキレイになれると信じられていた「玉女採戦」という秘伝の技があったようですが・・・その方法とは一体!?そして、アソコに求められていたものとは?

古代中国ではセックスでキレイに、そして元気になるべきのは男性ということに相場が決まっていました。それもだいたいがおじさんと呼ばれる年齢の男性です。

中国の伝統医学の祖といわれるのが、(現代日本の某・栄養ドリンクの名前で有名な)「黄帝(こうてい)」という人物なのですが、その彼にセックスでキレイになる秘伝をさずける素女(そじょ・そにょ)という仙女は「女は男よりも強い(『玉房秘訣』)」と、女性にそなわった生命力について力説しています。


素女経

日本にも伝わった古代中国の性書『素女経』

男性側がキレイになるためのセックス

「女性はセックスしてもしなくても強くて、元気」というのが古代中国の女性観。まさに「女性は実に太陽であつた」式に、男性にセックスを通じてエネルギーをわけてやれる立場にいる……という発想なんですが、その抜群の効果を男性が得るには条件がありました。

それは彼がセックスで射精しなかった場合だけ、なんですね。挿入後に射精までしてしまうと、男性は女性にエネルギーを吸い取られてしまい、酷い場合は生命まで奪われてしまうと考えられていたのです。


ということで、男子たるもの、何人もの女性の間を行き来するのがマナーだったんですねぇ。そして大量の女性と交わりつつも(一晩に十人相手するのが最高らしい)、射精はせず、エネルギーと精液を溜めるだけ溜めてから、正妻とセックス。その時ばかりは射精するのがもっとも優秀な子孫を授かるためにベストな態度と考えられていたのです。


それって女性からしたら「浮気」を公然とされているに等しい、と現代人は考えてしまいがちですが、男性が射精せぬまま、同一の女性と交わり続けた場合、女性は自分のアソコから男性のペニスを通じてエネルギーを吸い取られてしまっていると古代中国では考えられました。これでは女性の健康が損なわれてしまうんですね……。

古代中国の「ベストなアソコ」とは?

さて、古代中国の男性にとっては、自分の健康と美を守ってくれるパートナーの女性(たち)を見出すことが、成功の鍵だと考えられていたわけですが、女性のアソコの神秘のチカラがここまで重視された社会では、どんなアソコをベストとしていたのか、気になりませんか?


実は……古代中国において最良・最上のアソコの第一条件は、無毛であることでした。お手入れの末に無毛ではなく、最初から毛が生えていないアソコがよいのです。えっ、ソレってヤバい趣味? とピーンと来た方、半分くらい正解です。

実際のところ、若い女性ほど男性に与えてくれるパワーが強いに決まっている!!という発想はあり、「女は若くないとよくない。十四、五歳から十八、九歳までの女とできたら効果は最高だ(『玉房秘訣』)」などとも言われております……。

しかし、いくら「十四、五歳」の少女でも毛のないアソコというのは、どんだけーという印象が……。


毛のないアソコのことを日本でも「パイパン」と呼ぶ場合がありますが、もとは「白板」と書いて麻雀用語、つまりは中国語なんです。本場中国では、毛のないアソコの持ち主の女性を他にも「白板児(パイパアル)」とか、「白虎(パイフ)」などと呼び、賞賛していました。同じアソコの状態について、たくさん表現する言葉があるのは、それが大変に重視されていたということで間違いないと思いますね。


さらに女性のアソコは「上付きに限る」とされました。つまり、アソコが「肛門寄り」ではなく、どちらかといえば「おへそに近い」部分に位置しているのがベストということなんですね。ちなみに「上付き」は欧米人女性のアソコに多く、「下付き」はアジア人女性に多い特性なのだそうですよ……。

顔より名器へのこだわりが凄かった!?

しかし、いったいどうやってそんな条件の女性を見つければいいのか……と読者は思うでしょうが、立ち居振る舞いや、その外見で「名器」の持ち主を見破ることが出来ると考えられていたんですねぇ。

『大清経(だいしんきょう)』なる書物にいわく「気立てが優しく穏やかで、声がしっとりしている。髪は黒くて細く、絹のような艶がある。肌は柔らかくて、骨ばっていない。背は高からず低からず、体は太っても痩せてもいない」……そんな女性は間違いなく名器の持ち主と考えらたのだとか……。(出典:医心方 巻第二十八 房内)

やけに具体的な前半はともかく、「背は高からず低からず」以降は、「で、でたー」という感じのアバウトさに落ち込んでいるのがご愛嬌ですね。

そもそも中国では古代からどんな顔の持ち主を「美女」と呼ぶべきかについては「明眸皓歯(めいぼうこうし)」、つまり「瞳がキラキラして歯が真っ白に輝いている」女性というくらいのアバウトな情報しか残していませんから、それを彷彿とさせます。

中国古代の人々は顔よりも、アソコのほうにけっこう具体的にこだわっていたのか、という点には驚いてしまいますが、それもこれも(主におじさんが)セックスでキレイに元気になるため……だったのでしょうかねぇ……。


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著者紹介 堀江宏樹さん

歴史エッセイスト・作家。1977年生まれ、大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。大学在学中からフリーランスライターとして文筆活動を開始。『仰天! 歴史のウラ雑学 後宮の世界』(竹書房)で作家デビュー。性別を超えた独特の論調で、幅広いファン層をもつ。2016年秋発売の『恐い世界史』(三笠書房)が現在ヒット中。好評近著に『乙女の真田丸』(主婦と生活社)、『三大遊郭』(幻冬舎)。最近の文庫化に『愛と夜の日史スキャンダル』『乙女の日本史 文学編』など。
プロフィール写真:(C)竹内摩耶

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