【2人に1人?!】閉経後の女性を悩ます「膣萎縮症」・・・その時カラダに一体なにが?

「デリケートゾーン」と呼ばれる女性器周辺のこと・・・多少のトラブルには目をつむり、「これまでどおり、自然なまま、放っておいたほうが一番」と考えていませんか?

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年齢を重ねていくことで、女性の人生はより楽しく、素敵に輝きます。

でも、良いことばかりでは当然ありません。楽しい休日を過ごした翌日…なかなかベッドから這い出ることが出来ない!とか、「食べ過ぎたなぁ」と思ったらすぐに胃もたれや肌荒れ。

しかもいったん太ったら体重が戻りにくい…!

年齢を重ねたぶん、身体のあちこちにこのように不快な症状を感じやすくなるのも事実ですよね。

加齢ダメージを感じやすい身体のパーツは色々ありますが、実はそこには「膣」も入っているのです。

女性が女性であることのいわばベースのような部分が膣であることは間違いありません。

しかし普段、表にはあまり出てこない体のパーツだからこそ、なんとなくやりすごしてしまいがち。

「デリケートゾーン」とも呼ばれる女性器周辺のことですから多少のトラブルには目をつむり、「これまでどおり、自然なまま、放っておいたほうが一番」などと考えている方も多いでしょう。

しかし…「自然なまま」で放置していると、加齢と共に、膣の機能は確実に低下してしまいます。

トラブルを感じ、日々の生活がどよーんとした気分で支配されてしまう、なんてこともありえるんですね。

 Asoko.jpでは、今回、女性の約4割に症状が現れる…という【膣萎縮症(ちついしゅくしょう)】について

  • 何が原因なのか?
  • 同時に起こる病気はあるのか?
  • 誰がなりやすいのか?
  • どのような解決方法があるのか?

といった視点から取り上げてみたいと思います。

加齢がデリケートゾーンにもたらす12の症状

加齢が女性のデリケートゾーンにもたらす問題には、どのようなものがあるのでしょうか?下記にざくっとまとめてみました。

膣関連
乾燥
炎症
性交痛
不正出血
かゆみ
悪臭
おりもの
感染症の罹患
尿関連
血尿
頻尿
尿意切迫
尿漏れ

文字を見てるだけでも辛くなるような症状ばかりですよね。

 これらの身体の不調の原因は加齢によって、女性ホルモンとして有名な「エストロゲン」が一気に減少してしまったことが引き金になっていると言われています。

 誰もが加齢しますから、これは誰にでも起きる問題といえるのです!

ご存じの方も多いかも知れませんが、エストロゲンは「卵胞ホルモン」とも呼ばれている存在。

女性のカラダの健康を大きく左右する役割を持っています。

そして、この大事なエストロゲンが、一気に減少してしまうのは閉経後だといわれています。

【参考情報】
エストロゲンの減少や、それによって起きる症状のメカニズムについては、当サイトコラム『臭い!痛い!かゆい!女性ホルモン「エストロゲン」の減少がアソコに及ぼす影響、ご存知ですか?』をご覧ください!

そして、ある程度以上の年齢の女性にあらわれがちな不快なデリケートゾーンの症状は、閉経後に起こる「膣萎縮」という現象がもたらしている可能性が高いのです。

「膣萎縮症」…あまり聞き慣れないワードではありますが、端的に言ってしまうと、女性ホルモンの減少によって、膣の内部が、いわば「しおれてしまった」状態がもたらすトラブルのこと。

膣萎縮が起きるメカニズムについて知ろう!

その複雑なメカニズムをごく簡単にご紹介すると…

閉経以前の健康な女性の膣の内部は、コラーゲンたっぷりの「ひだ」が分厚くついた膣壁によって覆われています。

良質な状態に「ひだ」を保っているのが女性ホルモンであるエストロゲンなのですが、加齢や閉経などの原因でエストロゲンは減少してしまいます。

そうなると膣内は乾燥しはじめ、正常な状態である酸性を保てなくなり、免疫力なども低下してしまうのです。

こうして膣内に細菌が増殖し、「掻痒感(かゆみ)」「悪臭」「出血」「炎症」などを引き起こし、とうぜん、内部の炎症により性交時には「性交痛」といった症状も現れるようになります。

そしてこれらが「膣萎縮症」と呼ばれる症状なのです。

現在では閉経になる平均年齢は50歳といわれていますが、その時期は個人差があります。

しかし、当然のことながら閉経後も女性としての人生は末永く続きます。

閉経後も女性としていつまでも快適に生きていくには、膣ケアは避けては通れない重要問題になってきているのです。

自分も実は「膣萎縮症」なのかしら…と思った方は、下記のチェックリストから可能性があるかを調べてみてください!

もしかしたら膣萎縮症・萎縮性膣炎?チェックリスト14項目!

  • 疼痛
  • 灼熱感などの不快感
  • 乾燥感
  • 性交痛
  • 掻痒感(かゆみ)
  • 湿潤度
  • 粘膜
  • 粘液の分泌
  • 出血
  • 悪臭
  • 黄色いおりもの
  • 血尿
  • 尿意切迫
  • 尿漏れ

上記にあてはまるものはありましたか?
2つ以上チェックが付いた方は膣萎縮症・萎縮性膣炎の疑いアリです!

ちなみに、閉経前の女性にも膣萎縮症が起きる可能性もあります。

この場合にはストレスを原因とする卵巣機能の低下によるエストロゲン減少などが原因として指摘できることから、まずはストレスをなくすための治療が必要です。

 しかし、安心してください。
これらの症状にも具体的な治療方法はちゃんとあるのです!

  • ホルモン補充療法
  • 膣内エストロゲンの利用
  • 植物性エストロゲンの補充

などが膣萎縮症治療の三本柱としてあげられます。

ホルモン補充療法

注射、経口摂取、経皮摂取の方法で女性ホルモンを体内に取り込む手法です。病状に応じて、使い分けされることになります。

膣内エストロゲンの利用

エストロゲン製剤などの膣錠を膣内に挿入する方法のほか、エストロゲン軟膏剤を膣内に直接塗る方法があります。

植物性エストロゲンの補充

マメ製品に含まれている、イソフラボンは女性ホルモンと構造がよく似ており、女性ホルモンの働きが少ないときにそれを補う効果があると聞いたことはありませんか?

豆腐・納豆・枝豆・ゴマなどの食材によるイソフラボンやリグナンの摂取のほか、植物性エストロゲン製剤の摂取により補充する方法があります。
サンパウロ大学医学部の発表では、ホルモン補充(馬のエストロゲンクリーム)と同等の成果が得られたと発表されています。

これらはいずれも病状や体質に応じて適切な治療法が必要になるため、まずは医者の判断を仰いで治療が開始されます。

これまでお話ししてきた不快な症状を具体的に感じておられる場合は、ぜひクリニックにお出かけください!