笑って学べる!?性のエンターテイメント「秘宝館」

時代の流れとともに閉館が相次ぐ「秘宝館」。実は、若い世代も楽しめる、ユニークで笑える!?観光スポットなのです。

ひろこ

コンサルタント兼ライターの何でも屋。そろそろ、徹夜をやめて、身体と肌に気を使いたいお年頃。

今年の3月31日、国内最大級の秘宝館である嬉野観光秘宝館(佐賀県)が、その30年の歴史に幕を下ろしました。全国のファンからは多くの悲しみの声が寄せられ、4月には「嬉野観光秘宝館のお葬式」というイベントまで開催されました。

時代の流れとともに閉館が相次ぐ秘宝館。現代女子にはあまり馴染みがない場所かもしれませんが、実は若いカップルや大学生、女子グループも多く訪れる、実にユニークで笑える!?観光スポットなのです。

そもそも「秘宝館」ってどんなところ?

「秘宝館」とは、一般的に性や性風俗を扱った施設のことで、団体旅行が主流となった1970年代後半から1980年代頃、温泉街を中心に盛んに作られました。性や性風俗を扱った施設、と聞くと堅苦しく聞こえたり、逆にふしだらで女性向きではないという印象を持つかもしれませんが、実際はそうではありません。1970年代後半には、旅行をする女性の数も増えてきたため、女性のことも意識して作られているのだそう。

館内には蝋人形などの展示の他、仕掛けが付いた参加型の展示物などがあり、かなり笑えます。ジャンル的には‘ダジャレ’ですね。ただ純粋に、くだらなさが楽しめます。エロスと不真面目さが全開ですが、それをエンターテイメントに仕上げてしまう制作側の創意工夫に脱帽です。女子でも楽しめる展示に仕上がっています。

また、春画(しゅんが:江戸時代に描かれた、性風俗を扱った浮世絵)も豊富に展示しており、これらもぜひ見ておきたいところです。葛飾北斎や喜多川歌麿といった浮世絵界の巨匠も春画を描いていたこと、ご存知でしたか?

もちろん性教育に関する真面目な展示をしている秘宝館もあります。群馬県にある「伊香保・命と性のミュージアム」では、妊娠、出産、中絶に関するコーナーや、エイズの知識に関するコーナーなどがあり、秘宝館の中で唯一18歳未満でも入館できます。

「秘宝館」が消えてしまう!?

昭和の終わりから平成にかけて個人旅行が主流となり、秘宝館の来館者数は減少の一途をたどっています。全盛期には全国に20か所以上あった秘宝館も、時代の波には逆らえず、今では数えるほどとなりました。

さらに家庭では、性の話題が避けられる傾向にあり、性教育が行われるのは主に学校だけという現状。秘宝館を訪れる若い女性の中には、性教育の乏しさを感じる人もいると言います。

とはいえ、百聞は一見に如かず!です。

新たな刺激を求めてカップルで訪れるのもよし、旅行のネタとして友人同士で訪れるのもよし、興味を持った方はぜひ足を運んでみてください。 経験したことのないような驚きと感動(?)、そして笑いがあなたを待っています。

◆まとめ◆

  • 「秘宝館」はユニークで笑える、若い世代も楽しめる観光スポット
  • 随所に工夫が凝らされており、女性客も楽しめる展示に
  • 個人旅行の台頭など、時代の波を受け来館者数が減少し、多くが閉館
  • 百聞は一見に如かず!興味を持ったらぜひ足を運んでみよう!