ブドウ球菌

ブドウキュウキン

ブドウ球菌(英:Staphylococcus)とは、ブドウ球菌属に属するグラム陽性球菌である真正細菌の総称。直径 1µm程度のグラム陽性球菌で、ブドウの房状の不規則な配列をしている、通性嫌気性の有機栄養菌のこと。ヒトから分離されることが多い常在細菌であり、特に健常人の鼻腔内には100%存在する。一つ一つの球菌が不規則に配列した集合体(クラスター)を作りながら増殖し、光学顕微鏡下で観察すると「ブドウの房」のように見えるため、ブドウ球菌と名付けられた。大部分は非病原性で、外部からの病原体の侵入を防ぐバリヤーの役割の一端を担っている。ただし、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、腐性ブドウ球菌の3種は、ヒトに対する病原性を持ち、食中毒などを引き起こす。